with the beatlele: 2009/10

2009/10/14

00.00. Information

 ビートルズの曲名や歌詞からお題をもらって感じたことを綴ってみたいと思います。

0.はじめに


17.00. Remaster Review Index

ビートルズ リマスター レビュー


曲の分析等は他の真性ビートルマニアの方におまかせして、リマスターに伴ってその他に感じたことを記してみたいと思います。



  Album Review: The Beatles - Please Please Me [Remastered]
 Album Review: The Beatles - With the Beatles [Remastered]
 Album Review: The Beatles - A Hard Day’s Night [Remastered]
 Album Review: The Beatles - Beatles for Sale [Remastered]





17.05.Remaster Review 05

店で買いそびれ、ネットもあまり使わない友人にために予約しておいたビートルズ リマスター モノ盤が届いた。

17.04. Remaster Review 04に書いたが、その友人もアマゾンで予約できてしまったので、結局自分のものとしたやつだ。

僕はビートルズの似非ファンを自認しているレベルで、マニアでもコレクターでもなく、仔細な音に拘りもないのでステレオ盤で充分だと思っていた。
ただ、いざモノ盤が目の前に存在していて、『モノ優先で作っていたのだからモノで聴くべし』なーーーんて言われると”そうなのか!”なーーって単純に煽られてしまう優柔不断な性格なので、やっぱり自分も欲しいってことになってしまったのだ。

それに、00.08. My collection (or The Evidence Of A Mimic Fan)にも書いているが、僕は似非ファンであることの証明としてLPレコードを1枚も持っていない。(若き頃は友人のレコードを借りて聴いたり、それを録音して済ませていた。)
よって、今回のステレオ盤に加えてモノ盤も手に入れれば、ミニチュアではあるがアルバムのレコードイメージは手に入れたことになるなーーって考えちゃったのだ。


で、実際に手に入れてみて思ったことは?


値段が高い!
この値段のおかげでマイナスを取り返すべく僕はゴルフに行くのを止めた。が、僕のプラス(ビートルズのCDゲット)に対抗して妻が洋服類を買った。(僕がステレオ盤とモノ盤にかかったお金分は使ったか・・・。)従って、さらにマイナスを取り返すために僕の秋物の洋服類の購入はなしだな。


それにしても海外の値段の1.5倍~2倍の値段はないんじゃないか。
モノ盤は当初友人のためのものだったので日本語盤だから4万円弱。日本語訳やらに少々かかるとしても、どう見ても中間にいる人々を食べさせる費用と日本法人の利益に貢献していることは間違いない。(何事もきっちり丁寧にやる、やってないと怒る国民性なので他国よりラッピングやら何やらに余分にお金がかかるし、販促費用も海外よりは上乗せする必要があったのだと思うがそれにしても・・・・。)


良い面としては、CDジャケットを入れている透明の”入れ物”が良くできている。
説明が難しいが、フラップ状になっている側とは反対となる側の袋の入り口が切りっぱなしじゃなくて内側に折り込まれている。そのおかげでCDジャケットが”入れ物”に入れ易くなっている。この辺りは日本で作っている成果じゃないのか。


その他気がついた点としては、”with the beatles”のジャケット右上の”mono”の文字。僕のブログのヘッダーは”with the beatles”のジャケットをパクッていて右上にはMONOの文字を入れていた。
”with the beatlele”の部分は似せたつもりだったがMONOの文字を大文字にしてしまっていた。実際は小文字。同じフォントはないが似たようなもので代用して修正。僕のブログにとっては”mono”の文字にも意味がある(00.02. Named After (to English version))のに良く調べもせずにだめだなーーー。(PPMもHDNも小文字なのに。似非ファンであることがまた証明された。)


音的には聴きくらべをするつもりはないが、今後じっくりと聴いていきたい。



2009/10/08

13.00. ABBEY ROAD (Index)

99.00. Albums

99.13. ABBEY ROAD

13.01. Come Together  @24/213
13.02. Something
13.03. Maxwell's Silver Hammer
13.04. Oh! Darling
13.05. Octopus's Garden
13.06. I Want You
13.07. Here Comes the Sun
13.08. Because
13.09. You Never Give Me Your Money
13.10. Sun King
13.11. Mean Mr. Mustard
13.12. Polythene Pam
13.13. She Came in Through the Bathroom Window
13.14. Golden Slumbers
13.15. Carry That Weight
13.16. The End
13.17. Her Majesty @35/213


13.17. Her Magesty (067 P/D 35/213)

『女王陛下はとってもいい娘 だけどたいした意見をもっていない』

週末に皇居に行った。
東京に20年以上住んでいるのに初めてだ。

雨が続いていたがその日は晴れたのでどこか散歩に行こうと思ったのだ。いつもは井の頭公園や新宿御苑や代々木公園にに行くのだが、何かの折に皇居の話題が出て、一部は無料(皇居東御苑)で入ることができるらしく、じゃー丸の内での買い物がてら行こうってことになった。
無料部分以外も予約すれば見られるので今度見に行ってみよう。)

実際行ってみると城跡だった。江戸城跡だから当たり前だが城跡だ。ところどころに皇居に関連した建物はあるが城跡だ。

でもすごい。遠目には見ていたが、真近で見るてみると・・・感動した。
クレーンもない時代に巨大な石を積み上げて石垣にしている。ピラミッドと同じでこれも金字塔と呼んでもいい。お濠だってすごい。これもショベルカーとかない時代に人間が作ったのだ。人間は偉大だ。

一方で権力集中がすごいものを生み出すのだなとも思った。

ピラミッドにしてもローマの遺跡にしてもパリのお城にしても一部の人間に権力(お金)が集まったからこそ、膨大な資金と手間を注ぎ込むことで後世遺跡と称されるようなものが作れたのだ。
近代ではそこまで権力と金は一部の人間に集中していないし、道具が発達した結果で作れたものがほとんどだから、後世に遺跡として残せて人間の感動を呼べるものはないんだろうなーーー。
(ビートルズの楽曲は”遺跡”として後世の人間の感動を呼べるものだ。レコードやCDになったものやりマスターできたのは進化した道具のおかげだけど、歌詞や曲や演奏はまさに人間の手によって作られたものだから。そっかーー。現代の建物でもそれを設計した人や道具を考え作った人なんかは感動的だとも言えるな。まーー後は後世の人に考えてもらいましょう。)

で、この皇居に住んでいるのはもちろん天皇陛下と皇后様。




太平洋戦争を経た昭和天皇や現在の天皇陛下が、アメリカ軍の占領を受けその立場が危うくなった時にどう考えていたかは良くは分からない。自分の天皇としての立場がなくなったとしても国民を守ろうとしていたのか、占領前に他国を自国に併合していくことをどう考えていたのか。他の国々も他国を自国に併合していた時代だから当たり前だと思っていたのか。

いずれにしても紆余曲折の末、天皇は権力のない国民の象徴として残ることになった。
これってよかったと思う。日本という国の生い立ちを後世にも”具体的に”分かるようにしたのだ。単純な論理では必要ないかもって思うかも知れないが、そこに何かおまけみたいなものが、一見余分なものじゃないかって思うものが具体的にあるだけで、その余韻が周りに影響を与えて何かしらの感慨を呼ぶものになる。

ビートルズの”Her Majesty”もそういった曲だ。
”The End”でビートルズが完全に終焉を迎えたと思った後、この曲が流れる。それはエンジニアによる偶然の産物だったかもしれない。でもこの曲があるおかげてビートルズ終焉の余韻が広がった気がする。まだ何かあるんじゃないかと・・・・。