with the beatlele: 10.11. Blackbird (024 P/G 28/213)

2009/06/25

10.11. Blackbird (024 P/G 28/213)

『生まれてこのかた
おまえは大空に舞う瞬間をひたすら待ちつづけてきた』


"blackbird"
英辞郎によれば『クロウタドリ』、歌詞の訳によれば『黒いツグミ』。
いずれにしても黒い鳥なのだろう。

黒い鳥といえば僕が住んでいる建物にツバメが巣を作った。
1階の一部が駐車場になっていてその梁みたいな部分にだ。コンクリート打ちっぱなしで垂直でまっ平らなのによく作るよな。場所はちょっとづつ違うが何年かに一度作っている。が、今回はちょっとストーリーがあった。

最初ツバメが駐車場を出入りし始めたの見た。
今年は作るんだなと。のぞいて見るとあった。いつもとは違う場所だけど巣の下の部分ができている。泥と藁みたいなので作っている。コンクリートで平らなのによく落ちずにくっついている。時々進捗を確認しようと思った。

で、何日かしてのぞいて見ると・・・・。壊されていた。ショック。床にバラバラに落ちている。1/3位は出来ていたのに・・・・。

そういえばBMWにのっている後輩が言っていた。鳥の糞ってあなどれなくて、車に着いてほっておくと塗装がダメになってしまうらしい。実際1週間だか10日ほどほっておいたら10数万だか払うはめになったと嘆いていた。だから、この巣を壊した人の気持ちも分からないではないが・・・。

でもやっぱり自然派の僕としては残念でならない。こんなコンクリートの壁でも頑張って作ったのに。あのツバメ達は今後どうするんだろう。

って悲しんで心配していた。

一端は姿が見えなくなったツバメがまた姿を現すようになった。見てみるとまた同じ場所に作り始めている。んーーーん、根性ある。(僕とは大違いだ。)やーー根性の問題ではない。
自然に生きる”成体(成熟した生物体)”の第一の努めは子孫を残すことであり、それなくして生きる意味がないのだ。(僕は自然に生きる成体の努めを果たしていない。が、増えすぎた人間の中にあっては人口減少に、地球を守ることに貢献しているとも言える。)

『生まれてこのかた
おまえは大空に舞う瞬間をひたすら待ちつづけてきた
”黒い鳥”よ 飛べ
暗黒の闇にさしこむ光に向かって』


今はもう巣も完成していつも一羽は巣にいるようだ。既に卵があるんだろう。首尾よく生まれて育って欲しい。自然に生きるものの努めを果たして欲しい。僕は人間の父にはなれなかったが、気持ちは君達の父として巣立ちを見るのを楽しみにしている。

0 件のコメント: