with the beatlele: 12.02. Only a Northern Song (138 G/A 29/213)

2009/06/29

12.02. Only a Northern Song (138 G/A 29/213)

『これはただの北の町の歌なんだから』
("a Northern Song"って頭文字が大文字だから・・・・・。)

マイケル・ジャクソンが死んだ。

僕は6月26日は通常とは違う場所での会議のため、いつもよりゆっくり目に起きた。7時頃にJ-WAVEをつけたら、そしたらジョン・カビラが叫んでいたのだ、マイケル・ジャクソンが亡くなったと。

僕はマイケル・ジャクソンについては特に好きでも嫌いでもない。でもあのダンスとそのダンスを踊りながらの歌は圧巻だと思っていたし、歌自体も色んな所でよく流されていたからか結構覚えている。今回の出来事で昔のビデオが繰り返し流されるがジャクソン・ファイブの頃からすごいやつだったと改めて認識した。

昨今は新しいCDを出すわけでもなくコンサートをやるわけでもなく、奇行や整形や経済的に破綻しているような話題で認識していただけだったが。(直前にロンドンで久々のコンサートをする予定と話題にはなっていた。)

そしてふと思った。

マイケル・ジャクソンがもっていたビートルズの版権はどうなってしまうのかと。

Wikiによると、”当初ジョン/ポールも役員として参加していたビートルズの楽曲を管理する音楽出版社「Northern Songs Ltd.」は様々な経緯でビートルズの手を離れ筆頭株主オーナーは「ATV」となった。1985年「Northern Songs Ltd.」の持ち主である「ATV」が売りに出され、それを購入したのがマイケル・ジャクソンとソニー・レコードとの合弁会社「Sony/ATV Music Publishing」である。(改変)”とのこと。

でも何で”Northern Song"なんだろう。確かにビートルズの出身地リバプールはイギリス内では北部にはある。世界的にみても北部にあるし。(エプスタインが経営していたNEMS もNorth End Music Storesでやっぱり北がつくから何かあるのだろう。)

ロンドンからすれば単なる北の小さな田舎の町の歌ですよって皮肉まじりにつけたものかな。(調べてない。)

ジョージも自分自身の技術について他人にとやかく言われている状態(ポールに指摘されていじめられていたらしい)に対して"単なる北の町の歌じゃないですか””うるさく言わないでよ”といい、「Northern Songs Ltd.」の役員ではない自身を皮肉ってこの曲を作ったらしいのだ。

『たいした問題じゃない
僕がどんなコードを弾こうと
どんな歌詞をうたおうと
今が何時だろうと
これはただの北の町の歌なんだから』

("a Northern Song"って頭文字が大文字だから・・・・・”北の町の歌”というよりは、「Northern Songs Ltd.」の一つの曲って意味になりそうだけど。)

いずれにして、『As it's only a Northern Song』なのだ。

ファンにとっては演奏が下手だろうが、コードが間違っていようが、歌詞が変だろうがアンソロジーにあるような失敗テイクだって何だって問題ない。そのこと自体も好きなのだ。だってそれがまさに北の町の歌を歌うビートルズなのだから。

失敗テイクだって楽しめちゃうのは(It's)、
ビートルズが歌う北の町の歌”だけ”なんだから。
(As it's "ONLY" a Northern Song.)

かようなビートルズの曲(の一部)が多大な負債をかかえたマイケルジャクソンの死による遺産相続問題によって散逸し今後の出版に影響を与えないことを祈るばかりである。(”2006年4月にはマイケルが破産した時、ビートルズの版権が第三者の手によって競売にかけられるのを防ぐ為に、マイケルの持っているビートルズの版権を担保にソニーがマイケルの為に新しい融資先を調整したと発表された。”とのことだが。)

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