with the beatlele: 11.11. Cry Baby Cry (031 J/G 33/213)

2009/08/25

11.11. Cry Baby Cry (031 J/G 33/213)

『お泣き 赤ちゃん お泣き
お母さんを嘆かせてやるんだ』


衆議院議員総選挙があり8月30日が投票日だ。
今回はこれまでの与党自民党の実績と変革をうたう民主党への期待の戦いとなる。


どんなにすてきな彼女や彼氏や妻や夫や恋人だって、長ーーーいこと一緒にいれば悪いところも見えてくる。その人が持っている良い所、かつてその人を好きになった時にいいなって思った部分ですら欠点に見えてくる。何て気配りの利くいい子なんだろうと思っていたとすれば、それが今や神経質でウザったいってことになる。


色々いいこともやってきた自民党だって長々与党をやっていれば失敗だって一杯あってそれが目だってきてしまう。野党はその目だった失敗を突けば、変革だって言えばあたかもこの先は良い世の中が来るようなイメージを選挙民に植え付けられる。


別に僕は実績のある自民党が良くって、自民党の粗を突く民主が単純にダメと言っているのではない。単に”変化のない”同じ環境に長くいれば、その環境の欠点が見えてきて変えたくなると言っているだけだ。


同じ相手、政党だって先を見据えた変化ができれば問題ない。長く一緒にいられるはずさ。


でも、一端一緒になると、初期に安定していた環境をそのまま引っ張りたくなってしまうのが普通の状態で、結局先に言ったような状態になってしまう。
その点上手くやっているのが米国などの2大政党かもしれない。
一つの政党が与党となり、それなりに続き、粗が見えてきたところで与党野党が入れ替わる。
この状態だと入れ替わるとしても、与党は野党にひっくり返されないように常に気をつけるし、野党はひっくり返せる戦略を練る。余りにも与党の欠点が目立てって、野党に期待できるようであれば与党野党が入れ替わることになる。
日本もこんな感じになっていけば、政治にも緊張感が出て実効的な政策が実施できるようになると思う。


『お泣き 赤ちゃん お泣き
 お母さんを嘆かせてやるんだ
  もういろんなことを知ってていい歳なんだから』


国民は泣きたい時は泣けばいい。国家を困らせればいいのだ。日本もそれに対処できる国家になっているはずなんだから。


ビートルズもだね。
あまりにも長く一緒にいたために、相手のいい所が分かっていたって、それぞれが泣く子になってしまったけど、いろんなことを許容できるお母さんになれていれば解散には至らなかったかもしれない。
音楽だけはファンの期待に応えるべく変化したけど、メンバーの人間性までは変化できなかったか。若かったし。(でも人間性が変化していたら、彼らの音楽がファンの期待に応えるように変化していなかったかも。難しい問題だ。)

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