with the beatlele: 01.05. *Boys (024 R/E 5/213)

2009/05/06

01.05. *Boys (024 R/E 5/213)

男の子なんて女の子にかかればいちころ。『その唇と指先で世界一周だってできちまう。』

僕は子供の頃から女の子にはもてた方だと思う。(今となっては見る影もないが。)

中学生の時には僕が気に入っている子から告白の手紙をもらった。
僕は唇や指先がなくても世界一周できる程の気分だった。でもその頃は女の子と付き合うってどういうこと?って感じだったし、他の男の子の手前何となく恥ずかしくて返事もできずじまい。そんなこんなしている間に別々の高校にいくようになって付き合うことなく疎遠になってしまった。

絶頂は高校2年生のバレンタインデー。
高校には電車で通っていたんだけど、その電車には様々な学校の中学生や高校生が乗り合わせる。降車駅についたとたん何人かの中学生とおぼしき女の子が入れ替わりにやってきて何やら僕に手渡して去っていく。そうこうしているまに手渡された物は4つ程になった。(絶頂と言っている割に、4つじゃもてたと言えないかもしれないが・・・。実はそんなにもててなかったのか??)

いずれにしても告白されたりバレンタインデーに1つもチョコレートをもらったことがないやつに比べれば僕はもてていたと言ってもいいと思うし、その時僕は世界一周しているような絶頂の時を迎えていると自分では思っていた。

もらったチョコレートは一部は高校の仲間と食べ、一部は家族と食べてしまって、結局その先誰かと付き合うってことにはならなかったのだが。

大学時代に高校の同級生と飲んでいる時に高校時代の話となり、このバレンタインデーの話になった。同級生からこんなことを言われてしまった。『世の中にはな、ラッキー一定の法則ってものがあるんだ。若い内にラッキーを使ってしまうとな、大人になって幸運は訪れなくなる。お前はこれまでに上限まで使ったからこの先もうラッキーはない。俺はこれまで大した幸運はなかったから後は幸せになるだけだ。』

そうだったか・・・。知らなかった。それも訪れたラッキーを捕まえもせずそのまま流しちまったよ。

そういえば結婚してから妻にこんな話を聞いた。有名な話らしいが幸運の神様は前髪しかないハゲで訪れた時に前からしっかりつかまないと追いかけてももう掴めなくなって去ってしまうと。

でも今はこう思う。

確かに男の子は女の子に簡単に世界一周するほど有頂天にさせられてしまう。実際に何度かラッキーが訪れ有頂天にさせられてきた。
でもそれが自分が本当に捕まえようと努力したラッキーでなければラッキー一定の法則にはカウントされないんだと。

実際本当に捕まえようとしたラッキーは幸運にも捕まえることができたようで今は僕のとなりにいる。同級生と話した時点では上限には達していなかったのだ。今現在も上限に達していないことを祈っているし、二人でこの世を去る時に上手い具合に上限に達してくれればと思っている。

(この曲はビートルズが作った曲ではありません。)

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