with the beatlele: 01.06. Ask Me Why (015 J/E 6/213)

2009/05/07

01.06. Ask Me Why (015 J/E 6/213)

『何故かって? 君のことをいっつも考えているほど好きだからだよ。』

僕にはまだ『愛する』という言葉が咀嚼できていない。

妻に言われたことがある。愛していると言ってくれたことがないと。理解できていないのに使うことはできない。恋愛ものの映画やテレビのドラマなどではクライマックスになると必ず『愛してる』『I love you』『사랑해』などと出てくる言葉ではある。

”SEX AND THE CITY"だったかを見ていた時、欧米人にとってloveという言葉を使うか否かで相手に対する想いの重さがかなり違うことが理解できた。女性はloveという言葉を待っている。 場合によってはその重さがいやで避けようとしている。
日本では『無償の愛』とは言うが『無償の恋』とは言わない。母性愛、家族愛など相手が彼女や妻でなくても使う言葉でもある。ニュアンスとしては自分を犠牲にしてでも守りたいものに対する気持ちを表す言葉であることは確かである。

そもそもを言ってしまえば(聞きかじりだが)、愛とは外来語であり、原則訓読みがないことから日本古来からその感覚は存在していなかったと言えるものだそうだ。その昔は愛し(なかし)と読んでいたものが感覚が根付くにつれて愛しているなどと使われるようになったとのこと。

そんな屁理屈はどうでも良いが、僕には『愛している』という言葉が使えない。

何故結婚したいのかって聞かれれば、君のことをいつも考えているほど好きだからだよって答えるしかない。

でも、この先何十年か経ってもうそろそろこの世とはおさらばする時、ラッキーが上限に達した時には『愛していた』って言えるかもしれない。

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