with the beatlele: 50.45. Komm Gib Mir Deine Hand (085 JP/G 22/213)

2009/06/05

50.45. Komm Gib Mir Deine Hand (085 JP/G 22/213)

『I want to hold your hand.』君を抱きしめたいんだ。ってよく訳されるけど、素直に手を握りたいの方が純粋な気持ちが出るような気がする。)


タイトルはドイツ語だ。
元歌は『I Want To Hold Your Hand』でそれのドイツ語版だ。単にドイツ語にしただけで別の曲として全体213曲中の1曲にするのはどうかと思うがそうなっているからしかたがない。


ドイツ語といえば、僕は大学時代の第二外国語としてドイツ語を選択した。何故か?理系のほぼ全員がドイツ語を選択したから。フランス語もカッコイイと思ったが発音が難しそうだしまーいっかって感じ。
覚えているのは『Ich liebe dich』『Auf Wiedersehen』『Guten Morgen/Tag/Abend』『Gute Nacht』なんて感じで他は覚えていない。単位はとれたから最低限のことはやったはずなのだが。


語学には才能が必要らしい。脳のつくりから男性よりは女性の方が覚えがいいようだ。確かに会社でも女性の方が英語ができる。高校時代もそうだった。(大学では同じクラスや研究室に女性はいなかったので分からない。)
ただ、大学時代に英語が全然できなかったやつが就職をして無理やり英語圏での駐在をさせられ、3年もして帰ってくるとnativeみたいに流暢ではないにしろ聞く話すは問題なくなっている。
これをみると才能というより慣れの問題が一番大きいように見える。


僕はといえば、英語を勉強するのはきらいではなかった。というより好きに近かった。何故ならビートルズやその他の洋楽の歌詞を理解したり歌ったりするために必要だったから。実際人前で歌うわけではないが、聴いていて全然意味が分からなかったり、鼻歌程度に歌えなかったりするのは寂しい気がしたのだ。
大学受験でも英語は得意。その他化学は得意で物理と数学が苦手。(って理系かよ。)実際の受験ではラッキーなことに苦手な物理が超難しく、数学が超簡単で点数の差がつかなかった。残りは得意科目であったから合格することができたのだ。

会社でも英語は必要だ。会社ではTOEICの点数を英語力の目安に使っている。(点数があっても実際つかえなきゃ意味ないが目安にはなる。)600点で普通の人。(短期海外出張可)730点でとりあえずの実力。(長期出張可)860点あればまー問題ないでしょうてな感じで判断される。
僕が入社した時は得意だと言っていたわりに470点しかとれず普通の人扱いされなかった。対策を何もしていなかったので、900点近い先輩に1時間の対策講座をお願いして再受験。でも570点。やはり普通の人にはなれなかった。
それからとりあえずほっておいたのだが、上司から英語の集中講座を受けないかと誘われた。火木土の午前中2ヶ月間。無料だからこんなチャンスは逃すわけにはいかない。てんで受講。受験。770点に。我ながら感動。この点に満足し、ここから英語不毛時代が十数年続く。(実際に顧客と二人で米国へ出張したり、ロンドン->ニューヨーク->シンガポール->香港ってな出張にも行ったが僕の英語が活躍する場面はほとんどなかった。ってそんな実力もなかったが。)

時は流れて、ある時から所属部門で英語熱が突然高まる。若者が勉強して790点、800点と高得点をマークしたのだ。追い越された。オヤジとしてはなんか悔しい。よっしゃ、人生中弛みの時期だし昔を思い出して勉強してみるかってんで、かの高得点若者に勉強の方法を教えてもらう。いいテクニック本があるとのこと。早速ゲットし、TOEIC公式問題集を買い、通勤時はiPodでビートルズは聴かずTOEIC対策に。日経新聞も読めなくなった。そうすること約半年。受験。830点。若者は越えた。が、心密かに860点の壁を超えることを目標にしていたが・・・。あと二ヶ月継続。895点。やったー。(でもここまできたなら900点超えろよ。)我ながら感動。継続は力だ。ビートルズだってある日突然人気ものになったのではない。素人からライブハウスに出て下積みを経験し、オーデションに落ちて苦い経験があった後に自らの努力の結果呼び込んだ幸運の神様の前髪を首尾よくつかんだのだ。(英語に関しては、この点数に満足し、またもやここから英語不毛時代が今まで続いているが。)

『君を抱きしめたいんだ。』

オヤジだって目標をもってその気になって継続して努力すれば目標に近づき超えられる。継続は力。はじめは結果が出ないかもしれないがそれまでやったことは体の中に潜んでいる。さらに継続することである時から潜んでいたものが表に現れ始め前進し結果を残すことができるのだ。ウクレレだって、ギターだって、いつか弾けるようになるだろう。
その時には、beat-lele(調子外れで音痴)であっても努力に感動した妻が『あなたを抱きしめたい』なんて言ってくるかも。

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