with the beatlele: 04.01. No Reply (129 J/C 21/213)

2009/06/03

04.01. No Reply (129 J/C 21/213)

『電話をかけてみたら君はいないと言われた。』

携帯電話を買った。個人の携帯電話としては第1号だ。
これまでは一部の顧客からの緊急呼び出し用に所属部門が用意した携帯電話を使用していた。(会社支給の携帯電話もあるが顧客と電話会社を合わせる必要があるため別途支給されていた。この携帯電話はある程度私用としても使って良いとのことでこちらを通常使用していた。使うたって本当の緊急呼び出し以外は妻との『帰ります』、『了解』のやりとりだけだが。)
それが契約を打ち切ることになった。不景気で所属部門が無駄な出費を避けるようになったことや一部の顧客のために携帯電話を契約することが会社として問題になったのだ。
そんな折、外に突き出たアンテナ付の携帯電話を使用していた妻が電話を変えたいと言い出した。

で、ちょうどいいタイミングか、ってことで携帯電話を買うことにしたのだ。

妻は電話自体は変えたいけどメールIDは変えたくないと言う。そうなると二人で料金を安くするためには妻と同じ電話会社のものを買うしかない。妻はauを使用していた。ってことで僕も自ずとauに決定。
さて、どれにするか。そう言えばテレビや雑誌で装飾をそぎ落とした電話の宣伝をしていたのを思い出した。iida G9だ。早速見に行く。スッキリして中々良い。僕はこれのシルバーで決定。使い勝手とかいいのか今一分からないがオヤジがもっていてもカッコつけすぎずカッコ悪くないと思った。(実際30代40代の男性に売れているという。)で、妻はといえば、FM付がいいらしい。(今のもFM付で電車の中でもJ-WAVEを聞いているらしい。ただ現状はヘッドホンの接続部分が壊れて聞けない状態だった。)ただFM付の機種は数機種しかなく今一気に入らないようだ。いくつか検討したようだが結局は僕と同じ機種でキーの一部がgreenになっているやつを選んだ。(明るいgreenが自分のテーマカラーらしい。)
ただ、値段が・・・。携帯電話の販売方法が変わって新機種で0円ってのはない。『帰ります』『了解』のためにはもったいないか。でもまー長いこと使うからいいかとあきらめてiida G9 2台お買い上げ。

携帯電話は便利である。直ぐに直接本人と話ができる。
僕が若かりしころは携帯電話なんて一般人が持つようなものではなかった。(でかかったし。)好きな女の子に電話するのも一苦労。電話を架ければ親が出る確率は高い。何て言おうか。何て言われるか。へたすりゃ親にいないって言われるし。どうやってその子を電話に出してもらうか。電話一つで3週間位考えてやっと電話する。仮に既に自分の彼女になっていたって同じようなものだ。彼女の親公認になっているわけでもなければ関門を潜り抜けてやっと話ができるし、長電話はできない。
さらに家に電話がなかった時には公衆電話からってことになる。一回公衆電話でちょっと長く電話してたら後ろのオヤジにボックスをドンドンと叩かれ『お前だけの電話じゃねぇーぞ』って叱られてしまった。

『電話をかけてみたら君はいないと言われた。』
携帯電話の時代だと所謂居留守ってできない。電話に出ないこと、返事がないこと自体意思の表れ。それに別の人が出てその関門を突破する必要もない。メールもできて最低限の言葉は伝えられる。直接的っていうか昔に比べて味わいがないっていうか。(昔は彼女が電話口に出れば次いつ機会があるか分からないからいきなりストレートって感じだったけど、今はいつでもメールとかできるしジャブの応酬をして上手くいきそうだったらストレートって感じで逆にかけ引きがあるのか。)
仮に彼女彼氏がいれば(普通の友達でもそうか)いつも繋がっている感じがして安心できて若者にはいいのかも。(若者だけじゃないか。子供と繋がっている母親とか。)
オヤジにとってはいつも妻や会社と繋がってなきゃならないなんてCHAINSだ。

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