with the beatlele: 00.07. My Music Life + α (to be continued)

2009/05/29

00.07. My Music Life + α (to be continued)

私が音楽やビートルズとどう係わってきたかを書いておきます。
(って、音楽は今一聴かないし、微妙に音痴だし、ウクレレも”弾ける”なんて言える状態ではないが。)

潜伏期間
洞窟(CAVERN)の中で誕生に向け一歩一歩成長。

誕生
洞窟(CAVERN)から世の中へ誕生(Major Debut)。
自然派の僕は病院ではなくてお産婆さんのところで生まれた。それも朝6:00頃に産気づいた母が歩いてお産婆さんのところに行ってのことだったらしい。自然派だ。
生誕の地は住所に”北”が付くその地域では北部にあたる地であった。

幼稚園
どうも私は幼稚園の頃から声が低かったらしい。お遊戯会では先生からご指名で、ある王様メインの劇の王様役を命ぜられた。低い声が王様らしいというのだ。私は目立つことが好きではないので群舞するような他の出し物に出たいと丁重にお断りした。が、先生の要請は執拗で仕方がなく受けることに。
声が低いのも困りものだ。これが先々流行の歌が歌えない、左利きなのにポール・マッカートニー役ができないことに繋がっていく。(声が低いのが理由ではなくてbeat-lele(『ちょっと調子外れで微妙に音痴』)なのが理由だが。でも将来この低音を生かしてカラオケでフランク・シナトラ(シド・ビシャスとも言う)とかフランク永井とか歌うと受けるようになるのだが。トホホ。)

ところでこの頃、大きくなったら何になりたいのかと聞かれると、”虎”になるって答えていたらしい。パイロットとか医者とか歌手とか答えないところが僕らしい。(阪神ファンじゃないけど、タイガーマスクには憧れていた。どうでもいいことだけど。)

小学生
友達の母親がオルガンの先生で『やってみない?』と言われて試しに通うようになる。が、メインの右手が動かず(左利きが災い。ただお箸と鉛筆は右。無理やり直されたんでしょうね。よくないです。性格曲がります。僕のように。)短期間で断念。右利きの人だって左手を動かすのが大変なんだよね。(こんな理由で諦めるなんて根性なし。根性なしは一生続くことに。)まーそもそも音楽よりもスポーツが好きな少年だったのさ。

そういえば縦笛(今じゃリコーダーっていうらしいけど当時はスペリオっていったな。商品名らしいけど。)や祭りで吹く横笛は好きだったな。

ところで、僕が生まれた”北部”の町の小さな森にはクワガタやカブト虫がそれなりにいて捕まえることができた。カブト虫は光が当たると臙脂(えんじ)色に見えてきれいだなと思っていた。

この頃、友人のお兄さんのLP『Let It Be』を初めて見る。(ビートルズの名前や曲は聞いたことがあったがLPを目の前で見たのは初めて。)ジャケットが何となくかっこよくて、『Let It Be』という言葉の響きにも興味を持つ。『Let It Be』の意味を知ってさらに興味を持つ。『あるがままに』。その後の僕の人生の方向性を決定付ける言葉になった気がする。
その後何枚かのビートルズのLPを借りて聴いたり、写真を見るが、どちらかというとデビュー初期のその姿をかっこいいと思っていた。曲も後期よりは初期、まだビートルズがコンサートで演奏していた頃の曲が好きだった。

中学生
低音を買われて合唱部に無理やり入れられる。(バスケットボールと二束のワラジ)やめることもできたが、かわいい後輩の女の子が入っていてすけべ根性で参加。歌っていると以外と高音も出るようになり一つ上のパートになる。でも結局音楽よりスポーツに気持ちがいってものにならず大会には参加せず。せっかくbeat-leleを直すチャンスだったのに生かせず。

この頃は洋楽等々あまり興味がなかった。

高校生
親戚の家にあったガットギターをさわってみる。当然右利き用にセッティングされている。左手で押さえることはなんとかなりそうだったが右手でかき鳴らすのが上手くいかない。直ぐに断念。

高校ではビートルズを演奏したい友人が『左利きならポールのベースやれ』って言ってきたが、ギターを断念したこともあるし、beat-leleだし、歌も断念していて、高音も出ずハモれないので断念。ただ、バンドをやってギターが弾ける友人達がうらやましくて、断念した自分が情けなくて。 (根性なし)

時代はパンク。セックス・ピストルズやストラングラーズがかっこいいと思っていた。(今でもそう思っているが。)ストラングラーズは友人が大好きでコンサートにも行った。友人はステージに上がってジャン・ジャック・バーネルからビールをもらったり、片やの友人はドラムのスティックを盗んできていた。
(1962年にビートルズがメジャー・デビューする前は黒い革ジャンなぞ着てリーゼントぽい頭で演奏はほとんどパンクだったのだ。それにパンクとは今を壊すこと。ビートルズはその時代の音楽を変化させていったグループ。だからビートルズが好きでパンクが好きでも何も矛盾しない、どころか正しい状態なのだ。)

その他の友人には松田聖子ファンもいて、冬の寒い中徹夜してチケットをゲット。その頃松田聖子はかわいいと思っていたけど、何やってんだろ俺。

大学生
音楽は聴くだけ。ディスコ全盛でソウルなやつとかレゲエとか。でちょっとビートルズ。年に1回位ビートルズ好きの友人と六本木のキャバーン・クラブに行くが、お金がないので一番安いウォッカを水と氷なしで注文。ジョン・レノンの声や動作が似ているおじさんに感激。

ある日、暇だったので近所の古い映画をやっている映画館に行った。
見たのはアメリカン・グラフィティ 。(ハリソン・フォードが悪役で出ていた。)
それ以来OLDIESのファンになる。友人にOLDIESファンがいることが分かって様々なLPを借りて聞いた。(その映画のVHSのテープは買ってもっている。で、やっぱり僕はOLDIES好きなのだと再認識。)

これもまた友人に誘われてセックス・ピストルズのボーカルだったジョン・ライドン(ジョニー・ロットン、Public Image Limited (Pil)として来日。)のコンサートに行く。(イエロー・モンキーと言われても皆でよろこんでいた。セックス・ピストルズ時代の曲も何曲かやった。)

その後、音楽を聴くことも少なくなる。

そんな時、友人がブルース・スプリングスティーンのコンサートに行こうと誘ってきた。友人何名かで電話予約の戦い。運良く8枚くらいとれた。女の子と本当に好きなやつはアリーナ。おまけの男どもは2階のサイド。でもステージに近くて良く見える席だった。
公演はまず暗闇にBorn In The USAの前奏が流れドラムやホーンなどの大音響とともにステージ後ろ全体の星条旗がドバっと。Born To Runは大合唱。感動した。曲は聴いたことはあったがCDとかも全くもっていなかった。
しかし、この泥臭さは心にしみる。

社会人/独身

たまにキャバーン・クラブ。

この頃視力が落ちる。通常の生活ではさほど困らないが、会議での議事録がとりづらくなり(白板の字がぼやける)仕方が無くメガネをかける。メガネは丸に近いボストン型。フレームはシルバーの細いやつ。古めかしいのが好きなのだ。今考えればより丸に近いので割とジョン・レノンぽかったかも。(って音楽の話じゃないな。)

とある合コンで、カップルになった人には景品が出るってことで気に入った女性にお願いしてカップルを装ってもらい景品をゲット。その景品こそがポール・マッカートニーのコンサートチケット。(自力でチケットをとらない半端なファンなのだ。)コンサートではビートルズ時代の曲も多々やってくれて感激。とある人のホーム・ページよれば以下のような曲目だったらしい。
1.Figure Of Eight,2.Jet,3.Got To Get You Into My Life,4.Rough Ride,5.Band On The Run,6.We Got Married,7.Let 'Em In,8.The Long And Winding Road, 9.The Fool On The Hill,10.Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band,11.Good Day Sunshine,12.Can't Buy Me Love,13.Put It There~Hello Goodbye,14.Things We Said Today,15.Eleanor Rigby,16.This One,17.My Brave Face,18.Back In The U.S.S.R.,18.I Saw Her Standing There ,19.Coming Up,20.Let It Be,21.Ain't That A Shame,22.Live And Let Die,23.Hey Jude
Encore
24.Yesterday,25.Get Back,26.Golden Slumbers~Carry That Weight~The End

これにはおまけがあって、チケットを提供してくれた人が業界の人で行きたければローリング・ストーンズのチケットもとれると。(これはもちろん有料。)とっても好きってわけじゃないけど行けるならってお願いしたらとれちゃった。合コンの彼女と行くのはもったいないので、高校時代に『お前ポールやれ』っていったビートルズ好きの友人(学部は違うが同じ大学。もちろん彼はポールのコンサートの全日程のチケットをもっていた。)と行った。行ってみるとすごい席で正面前から5列目位だったか。ちょっと前に加藤和彦がいた。

コンサートとか見ると、やっぱり楽器ができて歌えるといいなーとは思うが行動なし。

社会人/結婚

僕もなんとか結婚。式は友人親戚だけでハワイで。大聖堂の正面に"LOVE NEVER FAILETH"って書いてあった。ハワイのおねさんが”ハワイの結婚の歌(KEKARI NEIAU)”を歌ってくれた。感動した。この時点では妻がHulaをやることや僕がウクレレをやることは想像だにしていなかった。

メガネもボロボロになり買い替えることに。今度は小さいロイド(丸)型。別にジョン・レノンを意識した訳ではなく、古めかしいのが好きだったから。ジョン・レノンがしていたのより小さい丸。鼻がでかいせいか(僕はリンゴとバートに似ている)パッド部分がなくてブリッジだけで支えるやつでもずれることなく問題なし。フレームはつや消しのグレイでチタンの極細。 でも人からはジョン・レノン風だねとか言われた。(鼻はリンゴ・スターなんだけど。)

再度ポール・マッカートニーが来日するとのこと。(3度目のコンサート。2度目はパスしていた。半端なファンだ。)今度は自分でチケットをゲット。友人夫婦と4人でいく。曲目は以下だったらしい。やっぱり感激。

*1.Hello Goodbye 2.Jet *3.All My Loving 4.Getting Better 5.Coming Up 6.Let Me Roll It 7.Lonely Road 8.Driving Rain 9.Your Loving Flame *10.Black Bird 11.Every Night *12.We Can Work It Out *13.You Never Give Me Your Money~Carry That Weight *15.Fool On The Hill *16.Here Today *17.Something *18.Eleanor Rigby *19.Here, There And Everywhere *20.Michelle 21.Band On The Run *22.Back In The U.S.S.R 23.May'be I'm Amazed 24.Let 'Em In 25.My Love *26.She's Leaving Home *27.Can't Buy Me Love 28.Live And Let Die *29.Let It Be *30.Hey Jude
Encore
*31.The Long And Winding Road *32.Lady Madonna *33.I Saw Her Standing There
*34.Yesterday *35.Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band(Reprise)~The End

やっぱり楽器ができて歌えるといいなーとは思うが行動なし。

社会人/中弛み1
結婚して時が経ち趣味もない自分が悲しくなってくる。(妻はHulaをしておりHula仲間と楽しそう。)

よーし、おー昔に断念したギターをやるか・・・。でも無理か。そんな時、会社でギターを習っている先輩がウクレレも始めた。とりあえず買ったウクレレが気に入らないので貸してくれるとのこと。ウクレレならなんとかなるか。妻もHulaやってるし。でもハワイアンはやりたくない。そうだ。ウクレレでビートズを弾けばいいんだ。

で、一週間で弾ける云々なんて教本を買って先輩のウクレレを弾いていた。先輩のなのでセッティングは右利き。今後も人のものを弾かせてもらうこともあるし、ウクレレなら右でもいいかって感じで。
若かりし頃と違って他に誘惑が少ないので練習は意外と続いた。ジャカジャカやる分には何とかなりそうな気配がしてきていた。

ちょっと出かけて楽器店を見つけるとウクレレを見るようになる。ハワイのカマカやその他高級品は多々ある。欲しい。(ミーハー、ブランド好み)そんなこんなで色々見て廻っているとなんと『since 1962』とヘッドに書いてあるウクレレが。ビートルズと同じ歳のウクレレメーカーじゃん。決して安くはないが他の高級品よりは安いし、これを買うしかない。
ってんで手に入れたのがASTURIAS。マホガニーでスタンダード・サイズのカスタムモデル。
これを3年位ジャカジャカやっていた。(妻は習いにいけばっていうが、なんとなく恥ずかしいので独学。練習量も足らず1曲通しで弾ける曲はわずか。)

せっかくだから簡単な音楽理論(音階だの調性だのコードとはだの終止形とはなどなど。)もお勉強。以外と楽しい。理系出身には理論だけだったら受け入れ易いかも。(音楽性や感性の問題は別。)

ウクレレでアルペジオなんかも試して意外に右手が動く。(お箸と鉛筆が右だったのがよかったか。性格は曲がったけど。)一方でコードを細かいリズムに合わせて弾くのが難しい。ぎこちなくなくてまさにbeat-leleだ。それに気持ちが込められない気がする。(大して弾けないのにえらそうだ。)

とはいえ先に進むために、ウクレレでビートルズを弾くために、ウクレレ用のビートルズの楽譜やウクレレでビートルズを弾いたCDなぞを買う。(でもウクレレで弾き易くするために原曲とキーが違う。CDと合わせられないじゃん。)

チューニングは機械。となりの弦とでチューニングするとずれているのは分かるのだが、微妙な位置になると高いか低いか分からない。(微妙に音痴じゃなくて、本当の音痴かも。テレビで流れている曲に対していくつかコードを鳴らして、この曲のキーはこれだって分かることが多いのに・・・。)で、弾きながら歌うと妻は笑う。(妻は子供の頃にピアノを習っていて音感はいいらしい。確かにカラオケは上手い。)自分でも音がはずれていると分かる。やっぱり音痴だ。

これじゃービートルズの曲を弾きながら歌うなんて先の長い話だ。『やりがいがある』と前向きに考えておこう。

この間、Hulaをやっている妻につきあってケアリー・レイシェルのコンサートに行く。ハワイの曲も悪くないなーーー。

社会人/中弛み2
この頃、中弛みの気分転換にメガネを変える。これまで人からジョン・レノンを意識していると言われてしまっていたので、今回は本当に意識した。ジョン・レノンも使用していた白山眼鏡店(ここのメイフェアというモデルをジョン・レノンが愛用)で作ることに。これまで丸型なので気分転換のためにフォックス型へ。フレームはこれまでと同じ軽さナンバー1のチタン極細。つや消しグレイ。今回はパッドがついている。

そうこうしている内にウクレレに飽きてきて週に1回触ればいいほう。(決して上手くなって飽きたのではないところは非常に問題だ。)

そんな時、ギタレレなるものを発見。名前がいい。(ほんとか?)発売はそうとう昔のもので弦はギターと同じ6本だが、チューニングはウクレレと同じ。ギターより5フレット分高くチューニングして使うものらしい。調べると使う弦によってはギターと同じチューニングでいけるとのこと。 なにより安いのがよい。これであれば断念しても諦めがつく。また、サイズはウクレレとギターの中間、場所をとらなくてグッド。ネットでの評判では音が小さくチューニングが甘いとのことだがbeat-leleには最適だ。

よーし。ギター(レレ)に挑戦だ。歳も歳だし続けていればボケ防止にもなるし、なによりビートルズの曲がオリジナルのキーで弾ける。そうすればCD聴きながら合わせられる。

で早速ギタレレと弦をネットで買う。安い。そこから数ヶ月。ギタレレでギターの練習をしている私がいる。でも今やっているのはNHK趣味悠々でフォークの神田川や22才の別れってか。ビートルズを弾けるのはいつになることやら。

そんな時、ジェイク・シマブクロ『Accross The Universe』というウクレレでビートルズの曲をカバーしたCDを出す。買う。シークレット・ライブが当たる。ライブでは感激。

でもってビートルズを弾くためには、ビートルズとの関わりをもうちょっと持たねばとこのBLOGを始める。

・・・・

未来
グループThe Beatleleとしてストリートor公園デビュー。ウクレレとギターでビートルズを演奏。演奏や歌自体は正にbeat-lele(ちょっと調子外れで微妙に音痴)。若者はなんだあのオヤジ達って顔で通り過ぎるが、通りかかった他のオヤジ達は顔では知らん振りかもしれないが、『土俵際踏ん張ってんじゃん』、『俺も何かしなきゃ』、と心では思う。

(続く)

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