with the beatlele: 17.01. Remaster Review 01

2009/09/18

17.01. Remaster Review 01

ネット上ではビートルズ・リマスター盤花盛り。
僕の所にも9月10日にステレオ盤が届いていた。
最も安く手に入れる方法ってことで輸入ものをHMVのマルチバイ(30%引き、¥21,088)で買ったのだ。
 Beatles (Long Card Box With Bos Dvd)  


今回販売された品々については、当時はモノラルを中心にに製作していて、ステレオは片手間にミックスしただけだからモノラル盤を聴くべしってことらしいが、音を緻密に比較して云々する程ではないので僕はステレオ盤で問題なし。


って、えらそうに言っているが、似非ファンである僕はそもそもOFFICIALなレコードやCDを持っていなかった。
BBCものやANTHOLOGYは持っているが、その他通常のはECHO INDUSTRYってところが作成したまがいものCDだけ。
だからOFFICIALなCDが手に入って涙が出る程うれしいい!!!。ECHO INDUSTRYのはJACKETもなかったし。


輸入盤にしたのは安いから。日本語盤じゃなきゃ付いていないものもあったり、DVDに日本語字幕もなかったりで、不都合な点はあるが、音や映像に違いはないし、英語の文章は勉強も兼ねて少しづつ読もうと思っている。
DVDに日本語字幕がないがNHKが『よみがえるビートルズ』って番組で放映してDVDに焼いたので問題なし。


で、聴いた感想だが、ちょっと無理やりステレオ化した感(音が左右に別れすぎていたり、右のヴォーカルのエコーを左からだして音の広がりを演出したりで、ヘッドフォンだと少々違和感が・・。)はあるが音はクリアになっていて生き生きした感じがする。(ってまたまたえらそうだが、OFFICIALなのを持ってなくて何と比べてるんだっつーの!!。)


ということで似非ファンとしては、音についての感想はこんなところでやめ、詳細はその他の方々に譲るとして、その他の感想なぞを・・・・。

今回、一通りCDを聴いて思ったのはビートルズの魅力って多様性とってことなんだなと。
一つのアルバム内でもそうだし、アルバム間でもそう。

一つのグループ内で4人全員がヴォーカルをし、全員が作詞作曲する。(偏りはあるが。)
そのおかげで一つのアルバム内で様々な歌詞、曲、声、つまり音が聴ける。
これがアルバム間でも時代を取り込み曲や歌詞が変化し、声や楽器の音が変化していく。
この多様性が魅力で音楽がいいとか悪いとか関係なく聴いていて飽きないのだ。

これって自然にそうなったってことではなくって、彼らの下積み時代がそうさせたんだと思う。

彼らは売れる前、キャバンクラブやハンブルクのクラブで、目の前の客を喜ばせていた。
ハンブルクでは客が喜ばないようだとクラブのオーナーが喜ばせること何かやれって怒られていたそうだ。 だから、かれらは一生懸命客を喜ばせることを考え演奏していた。(自分達の音楽を主張する、自分達の音楽に固執するって感じじゃなくって、エンターテイナーに徹してるってことだ。)

同じことしてたっていつまでも客は喜んでくれない。エンターテイナーに徹するには多様性、変化すること、が大事なのだ。
(14.03. Across The Universe (004 J/D 10/213),11.11. Cry Baby Cry (031 J/G 33/213))


カバーした曲についても単に売れている曲をカバーするのではなく、いろんなレコードのB面から良いものを探して演奏していたそうだ。 これって実は多様性にはとっても重要なポイントのような気がする。
A面は単純に今売れるように、他の今売れている曲の路線を踏襲したものになりがち。 一方B面にはちょっと実験的な毛色の違った曲が入ったりする。
こういった実験的な曲を自分流に客受けするようにアレンジしてカバーしていたから多様性も生まれたのでは。

彼らの曲が今でも飽きずに聴かれるのは、エンターテイナーとして常に客を喜ばせるように変化していった、その多様性の魅力のおかげなんだなーーーーー、
ってのが今回のリマスター盤を聴いた一番の感想だった。

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