with the beatlele: 2009/06

2009/06/29

12.02. Only a Northern Song (138 G/A 29/213)

『これはただの北の町の歌なんだから』
("a Northern Song"って頭文字が大文字だから・・・・・。)

マイケル・ジャクソンが死んだ。

僕は6月26日は通常とは違う場所での会議のため、いつもよりゆっくり目に起きた。7時頃にJ-WAVEをつけたら、そしたらジョン・カビラが叫んでいたのだ、マイケル・ジャクソンが亡くなったと。

僕はマイケル・ジャクソンについては特に好きでも嫌いでもない。でもあのダンスとそのダンスを踊りながらの歌は圧巻だと思っていたし、歌自体も色んな所でよく流されていたからか結構覚えている。今回の出来事で昔のビデオが繰り返し流されるがジャクソン・ファイブの頃からすごいやつだったと改めて認識した。

昨今は新しいCDを出すわけでもなくコンサートをやるわけでもなく、奇行や整形や経済的に破綻しているような話題で認識していただけだったが。(直前にロンドンで久々のコンサートをする予定と話題にはなっていた。)

そしてふと思った。

マイケル・ジャクソンがもっていたビートルズの版権はどうなってしまうのかと。

Wikiによると、”当初ジョン/ポールも役員として参加していたビートルズの楽曲を管理する音楽出版社「Northern Songs Ltd.」は様々な経緯でビートルズの手を離れ筆頭株主オーナーは「ATV」となった。1985年「Northern Songs Ltd.」の持ち主である「ATV」が売りに出され、それを購入したのがマイケル・ジャクソンとソニー・レコードとの合弁会社「Sony/ATV Music Publishing」である。(改変)”とのこと。

でも何で”Northern Song"なんだろう。確かにビートルズの出身地リバプールはイギリス内では北部にはある。世界的にみても北部にあるし。(エプスタインが経営していたNEMS もNorth End Music Storesでやっぱり北がつくから何かあるのだろう。)

ロンドンからすれば単なる北の小さな田舎の町の歌ですよって皮肉まじりにつけたものかな。(調べてない。)

ジョージも自分自身の技術について他人にとやかく言われている状態(ポールに指摘されていじめられていたらしい)に対して"単なる北の町の歌じゃないですか””うるさく言わないでよ”といい、「Northern Songs Ltd.」の役員ではない自身を皮肉ってこの曲を作ったらしいのだ。

『たいした問題じゃない
僕がどんなコードを弾こうと
どんな歌詞をうたおうと
今が何時だろうと
これはただの北の町の歌なんだから』

("a Northern Song"って頭文字が大文字だから・・・・・”北の町の歌”というよりは、「Northern Songs Ltd.」の一つの曲って意味になりそうだけど。)

いずれにして、『As it's only a Northern Song』なのだ。

ファンにとっては演奏が下手だろうが、コードが間違っていようが、歌詞が変だろうがアンソロジーにあるような失敗テイクだって何だって問題ない。そのこと自体も好きなのだ。だってそれがまさに北の町の歌を歌うビートルズなのだから。

失敗テイクだって楽しめちゃうのは(It's)、
ビートルズが歌う北の町の歌”だけ”なんだから。
(As it's "ONLY" a Northern Song.)

かようなビートルズの曲(の一部)が多大な負債をかかえたマイケルジャクソンの死による遺産相続問題によって散逸し今後の出版に影響を与えないことを祈るばかりである。(”2006年4月にはマイケルが破産した時、ビートルズの版権が第三者の手によって競売にかけられるのを防ぐ為に、マイケルの持っているビートルズの版権を担保にソニーがマイケルの為に新しい融資先を調整したと発表された。”とのことだが。)

2009/06/27

80.11. Statistics (Songs using the word "YESTERDAY")

"YESTERDAY"を使っているのは4/213だった。昨日のことはあまり話題にあがらないのかな。
"TOMORROW"は5/213。"YESTERDAY"と同じくらい。
一方、"TODAY"は15/213。"YESTERDAY"や"TOMORROW"より多い。歌詞全体をみたわけじゃないけど、やっぱり今日のことを考えて生きているのかな。

年代別に見ると、
 1962:0,1963:5,1964:5,1965:6,1966:0,1967:4,1968:1,1969:2,1970:1
今日や昨日や明日レベルのことを話題にするのは初期の頃。

yesterday 4
049. 125. 1967/06/01 08.05. Fixing A Hole
159. 017. 1963/08/23 50.07. 60.01. 15.04. She Loves You
160. 036. 1964/02/01 50.46.15.09. She Loves You (Sie Liebt Dich)
204. 084. 1965/08/06 05.13. 61.01. Yesterday

tomorrow 5
007. 021. 1963/11/22 02.03. 54.01. All My Loving
019. 147. 1968/11/22 10.01. Back In The USSR
093. 060. 1964/12/04 04.05. 59.01. I'll Follow The Sun
110. 202. 1970/03/06 50.43. 14.06. 16.14. Let It Be
180. 013. 1963/03/22 01.13. 51.04. There's a Place
x186. 117. 1966/08/05 07.14. Tomorrow Never Knows(not in lyrics)

today 15
001. 133. 1967/06/01 08.13. A Day In The Life
013. 077. 1965/08/06 05.05. Another Girl
065. 072. 1965/07/23 50.19. 05.01. Help!
067. 201. 1969/09/26 13.17. Her Majesty
092. 050. 1964/07/10 03.09. 57.02. I'll Cry Instead
098. 096. 1965/12/03 06.10. I'm Looking Through You
119. 136. 1967/11/27 09.01. 63.01. Magical Mystery Tour
143. 025. 1963/11/22 02.07. *Please Mister Postman
152. 026. 1963/11/22 02.08. *Roll Over Beethoven
156. 121. 1967/06/01 08.01. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
178. 074. 1965/08/06 05.02. The Night Before
181. 051. 1964/07/10 03.10. 50.14. 57.03. Things We Said Today
184. 070. 1965/04/09 50.17. 05.07. Ticket To Ride
193. 052. 1964/07/10 03.11. 57.04. When I Get Home
208. 193. 1969/09/26 13.09. You Never Give Me Your Money

2009/06/26

80.10. Statistics (Songs using the word "BIRD")

"BIRD"を使用している曲は?7/213。

純粋に”鳥”って意味だと5/213。以外と少ない。年代的には何故か1968(White Album)が多い。
英辞郎によると"the birds and the bees"で(子供に教える)性の基礎知識、初歩の性教育ってことらしいが。『Cry Baby Cry』では"at the local bird and bee"で『地元の居酒屋で』って訳されていた。

011. 112. 1966/08/05 07.09. And Your Bird Can Sing
024. 157. 1968/11/22 10.11. Blackbird
031. 165. 1968/11/22 11.02. Cry Baby Cry(at the local bird and bee)
033. 148. 1968/11/22 10.02. Dear Prudence
126. 032. 1963/11/22 02.14. 54.03. *Money*( about the birds and bees)
130. 087. 1965/12/03 06.02. Norwegian Wood
185. 024. 1963/11/22 02.06. *Till There Was You

2009/06/25

10.11. Blackbird (024 P/G 28/213)

『生まれてこのかた
おまえは大空に舞う瞬間をひたすら待ちつづけてきた』


"blackbird"
英辞郎によれば『クロウタドリ』、歌詞の訳によれば『黒いツグミ』。
いずれにしても黒い鳥なのだろう。

黒い鳥といえば僕が住んでいる建物にツバメが巣を作った。
1階の一部が駐車場になっていてその梁みたいな部分にだ。コンクリート打ちっぱなしで垂直でまっ平らなのによく作るよな。場所はちょっとづつ違うが何年かに一度作っている。が、今回はちょっとストーリーがあった。

最初ツバメが駐車場を出入りし始めたの見た。
今年は作るんだなと。のぞいて見るとあった。いつもとは違う場所だけど巣の下の部分ができている。泥と藁みたいなので作っている。コンクリートで平らなのによく落ちずにくっついている。時々進捗を確認しようと思った。

で、何日かしてのぞいて見ると・・・・。壊されていた。ショック。床にバラバラに落ちている。1/3位は出来ていたのに・・・・。

そういえばBMWにのっている後輩が言っていた。鳥の糞ってあなどれなくて、車に着いてほっておくと塗装がダメになってしまうらしい。実際1週間だか10日ほどほっておいたら10数万だか払うはめになったと嘆いていた。だから、この巣を壊した人の気持ちも分からないではないが・・・。

でもやっぱり自然派の僕としては残念でならない。こんなコンクリートの壁でも頑張って作ったのに。あのツバメ達は今後どうするんだろう。

って悲しんで心配していた。

一端は姿が見えなくなったツバメがまた姿を現すようになった。見てみるとまた同じ場所に作り始めている。んーーーん、根性ある。(僕とは大違いだ。)やーー根性の問題ではない。
自然に生きる”成体(成熟した生物体)”の第一の努めは子孫を残すことであり、それなくして生きる意味がないのだ。(僕は自然に生きる成体の努めを果たしていない。が、増えすぎた人間の中にあっては人口減少に、地球を守ることに貢献しているとも言える。)

『生まれてこのかた
おまえは大空に舞う瞬間をひたすら待ちつづけてきた
”黒い鳥”よ 飛べ
暗黒の闇にさしこむ光に向かって』


今はもう巣も完成していつも一羽は巣にいるようだ。既に卵があるんだろう。首尾よく生まれて育って欲しい。自然に生きるものの努めを果たして欲しい。僕は人間の父にはなれなかったが、気持ちは君達の父として巣立ちを見るのを楽しみにしている。

2009/06/24

80.09. Statistics (Songs using day of the week)

日~土の曜日を使用している曲は9/213。
日曜日が多いのは何となくそうでしょう。その他はまーどれも大して変わらず。
『Lady Madonna』は日々の忙しさを表わすために、『She Came in Through the Bathroom Window』とかは言葉遊びみたな感じで複数曜日が出てくる。
『I Am The Walrus』では"Stupid bloody Tuesday"って出てくるけど火曜日って何かあるのかな。The Boomtown Rats. I Don't Like Mondays.みたいに月曜日がきらいってのはあるけどな・・・。

"SUNDAY"
032. 1965/12/03 50.22. 16.01. Day Tripper
073. 1964/12/04 04.10. *Honey Don't
109. 1968/03/15 50.33. 16.05. Lady Madonna
158. 1969/09/26 13.13. She Came in Through the Bathroom Window
188. 1970/05/08 14.01. Two of Us
194. 1967/06/01 08.09. When I'm Sixty-Four

"MONDAY"
109. 1968/03/15 50.33. 16.05. Lady Madonna
158. 1969/09/26 13.13. She Came in Through the Bathroom Window
208. 1969/09/26 13.09. You Never Give Me Your Money

"TUESDAY"
075. 1967/11/24 50.32. 09.06. 63.03. I Am The Walrus
109. 1968/03/15 50.33. 16.05. Lady Madonna
158. 1969/09/26 13.13. She Came in Through the Bathroom Window

"WEDNESDAY"
109. 1968/03/15 50.33. 16.05. Lady Madonna
163. 1967/06/01 08.06. She's Leaving Home

"THURSDAY"
109. 1968/03/15 50.33. 16.05. Lady Madonna

"FRIDAY"
109. 1968/03/15 50.33. 16.05. Lady Madonna
163. 1967/06/01 08.06. She's Leaving Home

"SATURDAY"
022. 1967/06/01 08.07. Being For The Benefit Of Mr. Kite
073. 1964/12/04 04.10. *Honey Don't

80.08. Statistics (Songs using the word "TEA")

紅茶の国イギリス。"TEA"を使っている曲は2/213だけ。
060. 1967/06/01 08.11. Good Morning Good Morning
116. 1967/06/01 08.10. Lovely Rita

ちなみに"COFFEE"は以下だけ。それも"coffee dessert"として出てきて飲むcoffeeじゃない。
154. 1968/11/22 11.11. Savoy Truffle

まーーteaもcoffeeも歌には関係ないか。

2009/06/23

80.07. Statistics (Songs using the word "LIFE")

"LIFE"を使用している曲は20/213。

年代別に見ると1965~1968が多い。『In My Life』など人生について考える年代だったのか?
 1962:0,1963:2,1964:0,1965:5,1966:4,1967:3,1968:4,1969:1,1970:1

001. 1967/06/01 08.13. A Day In The Life (title only)
012. 1963/03/22 01.03. 53.03. *Anna (Go to Him) *
024. 1968/11/22 10.11. Blackbird
060. 1967/06/01 08.11. Good Morning Good Morning (the state of being alive)
062. 1966/08/05 07.13. Got To Get You Into My Life
065. 1965/07/23 50.19. 05.01. Help!
069. 1966/08/05 07.05. Here, There and Everywhere
079. 1970/05/08 14.04. I Me Mine
088. 1968/11/22 10.16. I Will
101. 1965/12/03 06.11. In My Life
103. 1969/01/17 12.05. It's All Too Much
115. 1966/08/05 07.04. Love You To (lifetime)
126. 1963/11/22 02.14. 54.03. *Money *
133. 1968/11/22 10.04. Ob-La-Di, Ob-La-Da
142. 1968/11/22 10.12. Piggies *
153. 1965/12/03 06.02. Run For Your Life *
182. 1965/12/03 06.05. Think For Yourself
190. 1965/12/03 50.21. 16.02. We Can Work It Out
199. 1967/06/01 08.08. Within You Without You (the state of being alive)
201. 1966/08/05 07.06. 50.25. 12.01. Yellow Submarine

2009/06/22

80.06. Statistics (Songs using the word "MOTHER")

"MOTHER"が使われている曲は8/213。
思ったより多くない。且つ、宗教的な"mother"は除いて、誰のかは問わず所謂”母親”のことを歌ったのは5/213だけ。

|<追記>
|"Let It Be"の"Mother Mary"は本当にポールの母親のことらしい。
|従って6/213になる。

ちなみに"father"は3/213。所謂父親となると2/213。

"mother"も"father"も多くないけど"mother"の方が多い。

年代的には"MOTHER"+"FATHER"で
1962:0,1963:0,1964:0,1965:0,1966:2,1967:2,1968:6,1969:0,1970:0
1968の"White Album"が突出して多い。何か思うところがあったのだろうか?

mother
020. 1966/12/10 50.47. 15.16. *Bad Boy
031. 1968/11/22 11.02. Cry Baby Cry
063. 1968/11/22 10.08. Happiness Is A Warm Gun (mother superior)
110. 1970/03/06 50.43. 14.06. 16.14. Let It Be (Mother Mary)
127. 1968/11/22 11.08. Mother Nature's Son * (mother nature)
173. 1968/11/22 10.06. The Continuing Story Of Bungalow Bill
202. 1968/11/22 11.13. Yer Blues
211. 1967/11/27 09.05. 63.02. Your Mother Should Know

father
045. 1966/08/05 07.02. 50.26. Eleanor Rigby * (Father McKenzie)
163. 1967/06/01 08.06. She's Leaving Home
202. 1968/11/22 11.13. Yer Blues

2009/06/21

80.05. Statistics (Songs using the word "MONEY")

前に『Money』について書いた。
さて、moneyという言葉を使用している曲は? 11/213

年代別に見ると
 1962:0,1963:1,1964:2,1965:0,1966:1,1967:2,1968:3,1969:2,1970:0
万遍なくだがどちらかというと後半の方が多いか。お金ができて逆に執着が出てきたからかなーーー。

002. 1694 03.01. 50.13. A Hard Day's Night
017. 1967 09.10. Baby You're A Rich Man
027. 1964 03.07. 50.11. 60.03. Can't Buy Me Love
039. 1966 07.11. Doctor Robert
109. 1968 50.33. 16.05. Lady Madonna
126. 1963 02.14. 54.03. *Money
147. 1968 50.36. 16.08. Revolution
148. 1968 11.09. Revolution 1
163. 1967 08.06. She's Leaving Home
172. 1969 50.39. 16.11. The Ballad Of John And Yoko
208. 1969 13.09. You Never Give Me Your Money

2009/06/20

11.02. Yer Blues (202 J/E 27/213)

『それでも俺がまだ生きてる理由は ガール おまえが知ってるはずだ』

6月21日は父の日だ。
僕自身は父親ではないが(自然にまかせた結果だ)、幸せなことに僕と妻の父親は元気で(両母親もだが)、結婚以来毎年何がしかを送って元気でいることを祝っている。

特に僕の父親は元気だ。趣味が多い。

まずゴルフ。
50も過ぎてから始めたはずだが僕より上手い。運動神経が優れているのだ。農家の3男坊であったオヤジ。子供の頃には裸馬(所謂鞍はなし)にものれるほどだったらしい。僕が子供の頃によくキャッチボールに付き合ってくれたがコントロールは非常によかったのを覚えている。僕は右にいったり左にいったりで今一だった。その運動神経は姉(水泳)と弟(野球)には遺伝した。(僕にもいくらかは入っているので足とかは速いんだけど、母親の遺伝子が多めに入ったのか鈍いところも多い。)特に弟は大学野球で日本一になったチームの”控え”のセンターだった。(甲子園組に勝てる程ではなかったが、日本一のお祝いで台湾遠征した時にはサイクル・ヒットを打って新聞にのったとほざいていた。)

続いてカメラ。
撮りたいものがあると朝早かろうが夜遅かろうが出かけて行ってしまう。カワセミの写真やら花火の写真やら実家に帰ると見せられるが確かにきれいだ。(量が多くて途中で飽きてしまうが。狭い地域に配られる広報誌のようなものに採用されことはあるらしい。)

さらに竹細工。
これがすごい。竹ひごから自分で作ってしまう。(父の親戚に竹林を持っているうちがあって竹はいくらでもタダで手に入る。)その竹ひごなどから鳥かごやら五重塔やらを作ってしまう。欲しいという人がいるのでどんどんあげてしまい実家にはほとんど残っていない。(僕も鳥が入っていない鳥かごをもらってもっている。使ってないが・・・。)

かように多趣味なオヤジだがずっとそうだった訳ではない。
僕らが就職して一人前になるまでは趣味に関することなんて何もできなかったはずだ。(独身時代にはカメラやそれなりのおしゃれを楽しんでいたらしい。コートはなんと給料の3ヵ月分だったと。結婚してそれもできなくなったとのことだが。そのコートを僕はもらって一時期着ていた。まさに往年のオーバー・コートって感じで重いのなんのって。2年程で使わなくなったが。 )
そもそもオヤジには学歴がなく人がいいので社会人としては相当苦労をしたはずだ。(会社ではかわいがって我家にも連れてきたことがある大学出の後輩に先を越されたり。)当然高給が得られたはずもなく・・・・。そんななのに僕は東京の私立の理系の大学に行ったもんだから本当に全然遊べなかったはずだ。
でも僕にグチや文句を言ったことはない。逆に応援してくれていた。父親だ。感激して涙が出る。

だから今多趣味で遊んでいるオヤジをみるとうれしくなってホッとする。僕の肩にずっしりとのっていたものが少しずつなくなっていくような感じがする。
一方、自分が父親になっていないことは人間としてやるべきことをやってなくて、っていうか自然に生きるものとして成体(成熟した生物体)になれていない気がしている。(人口減少には貢献しているから地球を救うちーーーさい一助だと思って納得はしているが。)

『お袋は空から生まれ
親父は大地から生まれたが
俺は宇宙から生まれた
それがどんなに”大事”なことかわかるだろう
寂しくって死にたくなる
それでも俺がまだ生きてる理由は ガール おまえが知ってるはずだ』

("worth" を"大事"って訳しているけど”どんなことに相当するのか”、”どんな意味があるか”ってことで"大事"(大切なこと)だとちょっと雰囲気が出ていないような・・・。"earth"と韻を踏むために"worth"を使っただけで。あるいはジョンぽく皮肉かな。)

ジョン・レノンは父親や母親と一緒に暮らしてはいない。だから感覚的には自分は親なしで『宇宙から生まれた』と認識し、それは自分にとって非常に”重たい”ことで、それを考えると『寂しくって死にたくなる』と言っているんだろう。そして今死なずに生きようとしている理由は自分が愛し、自分を愛してくれる人がいることだけなんだと。

それを考えると僕なんか幸せの極み。僕は僕の父親と母親から生まれ、子供時代は一緒に暮らし、今は妻もいるから生きている理由はたくさんある。
今こうして生きていることに対して、父の日程度のお礼では足りないが感謝の気持ちとして送りたい。

2009/06/19

80.04. Statistics (Songs using the word "PHONE")

『No Reply』で電話について書いた。
で、歌詞に電話関係の単語が出てくるものを調査した。

歌詞で"PHONE/TELEPHONE"が使用されている曲  6/213
電話するという意味の"CALL(9)/RING(2)"も含めると(重複2を除いて) 15/213

年代別に見るとまー満遍なくだが1964が一番多い。色恋の話題が多いと電話も出てくると。
 1962:0,1963:2,1964:4,1965:2,1966:2,1967:0,1968:2,1969:3,1970:0

phone
006. 1963 02.02. All I've Got To Do
019. 1968 10.01. Back In The USSR
122. 1969 13.03. Maxwell's Silver Hammer
129. 1964 04.01. 58.01. No Reply* (telephone)
158. 1969 13.13. She Came in Through the Bathroom Window
164. 1964 55.03. 15.12. *Slow Down (なんと歌詞に"cell phone"とある。1964頃に携帯電話"cell phone"って使われてたのか?ってんでWikipediaに聞いてみた。すると『1960年代になると、両手で持ちながら会話できる程度まで小さくすることが可能となった。しかし、まだ重く、短時間の通話でも疲れてしまうものであった。』とあるが・・・。歌詞では『I lost my cell phone again the other day.』って出てくる。歌詞全体からすると”cell(細胞)でできたphone(相手に応えて音を出すもの)”(何でしょう?)を暗示しているって感じなのかな。)

call
006. 1963 02.02. All I've Got To Do (call on the phone)
014. 1964 03.08. 57.01. Any Time At All
039. 1966 07.11. Doctor Robert
048. 1964 04.14. *Everybody's Trying To Be My Baby
090. 1965 06.13. If I Needed Someone
100. 1968 10.10. I'm So Tired
122. 1969 13.03. Maxwell's Silver Hammer (call on the phone)
172. 1969 50.39. 16.11. The Ballad Of John And Yoko"
210. 1965 06.03. 62.04. You Won't See Me

ring
012. 1963 01.03. 53.03. *Anna (Go to Him) "
039. 1966 07.11. Doctor Robert

2009/06/17

80.03. Statistics (Songs using the word "LOVE")

"LOVE"という単語を使用している曲

213曲の最初の曲でビートルズが発した第一声は?そう、"LOVE"。(1962/10/5 "Love Me Do")
213曲の最後に録音したレコードの最後のつもりだった曲は?
"The End"。有名な以下フレーズ。LOVEについて語っている。
 And in the end the love you take
 Is equal to the love you make.

で、本当に最後の曲であった"Her Majesty"。
ここでも"LOVE"は使われている。(ついでに"yeah"まで使っている。)

単純にlove+だと99/213。
愛の意味でloveだと("loved",lover"は含む。"love to do"や"lovely"は除く。)93/213。
半数弱の曲で"LOVE"が使われている。

この時代、歌は"LOVE"に関するものが多かったから、ビートルズ以外でもこのような結果にはなるのでしょう。ビートルズ各人も若かったし。

年代別に見ると特に初期(”HELP!")までに多数使われていてより時代を表わしている。
 1962:2,1963:20,1964:28,1965:14,1966:4,
      1967: 8,1968 :12,1969: 9,1970:2
興味深いのは1964をピークに減少傾向であったものが1967から一端増加する。
そう、1967には"All You Need Is Love"が発売されている。やっぱり"LOVE"は必要だったのだ。

01
A Day In The Life(love to do),Across the Universe,All Together Now,All You Need is Love,And I Love Her,*Anna (Go to Him),Another Girl,Any Time At All,Ask Me Why,Baby it's you,
11Because,Can't buy me love,Chains,Devil In Her Heart,Dizzy Miss Lizzie,Do You Want to Know a Secret,Don't Let Me Down,Don't Pass Me By,Drive My Car,Eight Days A Week,
21
Every Little Thing,For No One,For You Blue,From Me To You,Getting Better,Helter Skelter,Her Majesty,Here, There and Everywhere,Hold Me Tight,Honey Don't ,
31
Honey Pie,I Call Your Name,I Don't Want To Spoil The Party,I Feel Fine,I Need You,I Saw Her Standing There,I Should Have Known Better,I Wanna Be Your Man,I Want To Hold Your Hand,I Want To Hold Your Hand(German),
41
I Want You,I Will,If I Fell,If I Needed Someone,I'll Be Back,I'll Follow The Sun,I'll Get You,I'm A Loser,I'm Happy Just To Dance With You,I'm Looking Through You,
51
In My Life,It's All Too Much,It's Only Love,Julia,Long Long Long,Love Me Do,Love You To,Lovely Rita (lovely),Martha My Dear,Michelle,
61
Mr. Moonlight,No Reply,Old Brown Shoe,P.S. I Love You,Please Please Me,Revolution (love to do),Revolution 1(love to do),Rock And Roll Music (loved),Roll Over Beethoven(lover),Sexy Sadie(lover),
71
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(lovely,love to do ),reprise(lovely),She Loves You ,She Loves You (German),She's A Woman,*Slow Down,Something ,Tell Me Why,Thank You Girl,The End,
81
The Night Before, The Word,There's a Place,Things We Said Today,This Boy,Till There Was You,Tomorrow Never Knows,We Can Work It Out,What You're Doing,When I Get Home,
91
While My Guitar Gently Weeps, Wild Honey Pie,With A Little Help From My Friends,Within You Without You,Words Of Love,Yesterday,You Can't Do That,You Really Got A Hold On Me,You've Got To Hide Your Love Away,

2009/06/15

50.24. Rain (127 J/G 26/213)

『雨が降ったって僕は気にしない
陽が照ってれば天気がいいってだけのこと』


体重が減った。
自分では意識していなかったが、周りの人が僕の顔を見て『痩せた?』なんて言うので体重計にのってみた。確かに1.5kg程減っている。結婚後の一時期、太っていた頃からすれば5kgだ。
体重が頂点に達していた時は確かに腰周りやほほからアゴにかけてプックリとしていた。妻に昔はねぇー・・・なんて言われていたし、10年もののパスポートに5年位前の写真を使って期限ぎりぎりで使用したら空港の人に3度見直された。やっぱり太っていたのだ。

そこから食事などに気をつけるようになった。まず白飯はほぼ半減。脂ものも削減。野菜と魚を多く。太ってから腰が痛くなることも多かったので風呂上りにストレッチ。気が向けば腕立て腹筋など(ゆっくりと5回程度だが)。通勤ではバスを使わず徒歩で往復30分。これを1年位やったかな。(今はもう習慣になっている。)そしたら3kgは減らせた。その後は少々増えたり減ったりはしたが平均すればほぼ同じ体重できていた。

それがここに来て何故減ったか?
そういえば派遣で事務をしているおねえさん(って言わないとおこられそうだから)に『beatleleさんが癌になった夢を見ました』なんて言われてたっけ。まさかね。体調も悪くないし今も急激に減ってるって感じでもないし。何でなんだろう?

唯一あるとすれば歩くスピードが速くなったことか。
新型インフルエンザの影響で時差出勤する人が増えた。その時間帯が僕と同じで(僕は朝型でいつも7:30には会社に着いている)、その時間帯にはバスがない。よって、僕と同じ時間に歩く人が増えたため、つい他の人のペースに巻き込まれ歩くスピードが早くなっているのだ。前よりも微妙に汗の量が増えているようだし。 (単に暑くなってきたからかな。)

いずれにしても歩くのは気持ちがいい。歩くのだ。足は使うためにある。歩けば気候や季節が感じられる。汗をかいたり血行がよくなったり新陳代謝を感じられる。オヤジの大敵メタボリック・シンドロームともおさらばだ。(その間”やろうと思えば”周りを気にせず音楽聴いたり英語の勉強もできるし。)

『雨が降ったって僕は気にしない。
陽が照ってれば天気がいいってだけのこと。
聞いてるかい。
降ろうと照ろうと要は気分の問題さ。』


やっぱり継続だ。継続は力だ。継続するためにはそこに楽しみを見つければ良い。『要は気分の問題さ。』楽しみを見つければ継続できるようになり、その結果で一定の効果が出る。で、一端は停滞するかも知れないが、さらに継続することで(その時には習慣になっている)次のステップに入ることができるのだ。 あとは、この体重の減少が健康に向かっていることの証明であると祈るだけだ・・・。
ビートルズだって停滞期を乗り越えて継続すれば次のステップにいったかもしれない。

2009/06/14

80.02. Statistics (Songs using the word "RAIN")

雨が多いと言われるイギリス出身だが歌詞にRAIN+が出てくる曲は?(13/213)
"Penny Lane"なんかは韻を踏むというか音合わせのために無理やり使った感はあるけど。でもその時代のイギリス人のレインコートは"mac"だったんだな。日本では今も流行ってるけどもってない。

まだ全体で25/213しか書いてないけど、全体で13/213しかない"rain"の内5/13も書いている。僕って"rain"が好きなのかな?(当然知ってたわけじゃない。)

004. 14.03. 16.13. Across the Universe *
049. 08.05. Fixing A Hole
070. 12.04. Hey Bulldog
075. 09.06. 50.32. 63.03. I Am The Walrus
076. 55.02. 15.11. I Call Your Name
093. 04.05. 59.01. I'll Follow The Sun
095. 04.02. 58.02. I'm A Loser
141. 09.09. 50.27. Penny Lane*
144. 01.07. 50.03. 52.03. Please Please Me*
146. 50.24. 16.04. Rain *
172. 50.39. 16.11. The Ballad Of John And Yoko* (rainy day)
177. 14.10. The Long and Winding Road
188. 14.01. Two of Us (raincoats)

2009/06/13

11.03. Mother Nature's Son (127 P/D 25/213)

『この草の原が僕のすみか 母なる自然の子』

ゴルフをした。
お客さん主催のコンペだが気の合った人達だけなので接待とかの堅苦しさはない。(僕は接待ゴルフに行けるような立場ではない。)行くったってそのコンペは年に2回で必ずしも両方に出席しているわけではない。(このコンペ含めても4回/年やればいいほう。)車に乗らないので自分で企画することもない。(妻と海外に行った時はすることもあったが、最近はエステというかマッサージというかに変わってしまっている。)
また左利きなので練習はしない。左利きだと練習場では隅っこだし、使われていると空くまで時間がかかるし、できても他のお客さんと向かい合わせになるので相手に悪いと思って。(でも若かりし頃、やる気満々だったころはバスに乗って練習場には行っていた。安い平日休みの日の早朝なんかに行った。今はトーナメントを見たり本読んだりしてイメージトレーニングとたまにパターの練習だけ。)
よって上達はしていない。若かりし頃の貯金で100前後のスコアにはなるので他の人に迷惑にならない程度にはできているとは思っているが。

でもゴルフは好きだ。
緑の中にいて空気を吸うと生き返った気持ちになる。振り返れば山という田舎育ちの僕としては周りに緑や土や水があるのが自然なのだ。(実家の近くに夏になるとホタルが飛び交うところがあって妻に見せたら感動していた。)ゴルフ場自体は人工的なものではあるが、ゴルフ場がある地域自体が既に緑が多い地域であることが多い。

何事も”可能な限り”自然が一番。
行動だって『Act Naturally』。気持ちだって”装飾”しちゃいけない。無理して多くのことをしようとしてはいけない。 今できることをできる範囲でやればいい。 何でもかんでも自然志向になるのもいやだ。”自然”じゃない。『Let It Be』。
自然な欲求として”装飾品”が欲しいこともあるがより自然に近い感覚のもの、手工芸的なものがいい。時計は機械式。妻のお父さんが使っていて調子が悪かった1950年代の国産時計を直して使っている。かっこつけてブレスレットだって欲しいこともあるがインディアンのお手製。 (自然な欲求を我慢するのも自然じゃない。それとギターも本当はアコースティックが好きなんだけど。)

『この草の原が僕のすみか 母なる”自然”の子』

そんな”自然”な僕の気持ちと行動が”自然”と”自然”(環境)に通じたのか今回のゴルフは好調。前半はいつも通りだったが、後半最後6ホールはなんと全てパー。ニアピン賞までもらった。(1mでバーディじゃないなんて・・。トータル90。自分としては最高に近い。)

『母なる”自然”の子』としては、老後は『山のせせらぎのそばに腰をおろし その流れが奏でる美しい調べに耳を傾け』られるような生活がしてみたい。

2009/06/11

80.01. Statistics (Songs using the word "YEAH")

歌詞に明示的に”YEAH”を使用している曲 30/213
(コピー元の歌詞に明示的にあったもの。"yeah"は合いの手なので実際はもっと多くの曲で使われていると思うけど。)

年代別に見ると、
 1962:2,1963:9,1964:5,1965:4,1966:1,1967:0,1968:3,1969:3,1970:3

やはり初期の曲に多く使われている。でも1967に一端0になったものが以降また使われている。
昔の"YEAH! YEAH! YEAH!"って感じではなくて、ブルースちっくに"YE~AH~~"って感じになったのかな(まだ確認してない)。

 001. 50.01. 01.08. 52.04. 15.01. Love Me Do"
 006. 02.02. All I've Got To Do
 023. 11.01. Birthday "
 026. 01.05. *Boys "
 029. 01.04. 53.04. *Chains "
 032. 50.22. 16.01. Day Tripper
 035. 14.02. Dig a Pony
 043. 06.01. 62.02. Drive My Car"
 046. 04.11. Every Little Thing
 057. 10.03. Glass Onion
 067. 13.17. Her Majesty
 084. 50.09. 60.02. 15.06. I Want To Hold Your Hand
 ×085. 15.08. 50.45. Komm Gib Mir Deine Hand" 元歌は使ってるのに使ってなかった。
 093. 04.05. 59.01. I'll Follow The Sun
 094. 50.08. 15.05. I'll Get You
 102. 02.01. It Won't Be Long
 105. 14.08. I've Got a Feeling
 108. 04.14. *Kansas City/Hey Hey Hey Hey
 111. 02.05. Little Child
 113. 50.10. 15.10. 55.01. *Long Tall Sally
 139. 50.02. 01.09. 54.04. P.S. I Love You "
 144. 01.07. 50.03. 52.03. Please Please Me"
 158. 13.13. She Came in Through the Bathroom Window
 159. 50.07. 60.01. 15.04. She Loves You
 160. 50.46.15.09. Sie Liebt Dich
 168. 07.01. Taxman
 174. 13.16. The End
 184. 05.07. 50.17. Ticket To Ride
 202. 11.13. Yer Blues
 206. 50.44. 16.15. You Know My Name
 212. 05.06. You're Gonna Lose That Girl

13.01. Come Together (030 J/D 24/213)

『また集まろうよ、今すぐ、僕のところに。』

サッカー日本代表がワールドカップ出場を決めた。4回連続だから大したものだ。
僕自身はサッカーの大ファンって訳ではないが、スポーツを見ることは大好きなので代表の試合や応援しているチームの試合は見る。ちなみに僕はジュビロ磐田を応援していてジュビロが東京に来た時には競技場まで足を運ぶことが多い。(過去何年かは強かったがドゥンガなきあと弱っちくなって、昨年は入れ替え戦にまわるまでに。今年は最初はダメダメだったが現在はイ・グノ様のおかげで真ん中辺りに引っかかっている。)

では強豪リバプールの地元出身であるビートルズはサッカーが好きか?ビートルズに関する本を何冊かは読んでいるがそんな話は出てきたためしがない。ネットで調べてもどうも特にファンだということはないらしい。 (やっぱりロック少年でスポーツとか興味なかったのかな。)

試しに歌詞でfootballが出てくるか調べてみるとこの『Come Together』だけがヒットした。
 『He got toe jam football』(toe jam:足指の間や爪にたまる垢。意味不明。)
(ところで有名な"YEAH"は何曲で使われているか?)

この歌はジョンがビートルズ一人一人のことを歌ったものだとのこと。(初めて知りました。半端だ。(I'm a mimic fan,yeah!))各パラグラフがそれぞれのことを述べているらしい。このfootballが出てくる部分はポールのこと。上の歌詞で裸足であることを示し、『Abbey Road』の写真にそれが反映されているとのこと。
このパラグラフでジョンは『俺が言いたいのは”お前は一人(free:自由)になるがいいさ”ってことだけ。』と言っている。この時期ビートルズは既に解散を前提に活動しているといった状態であり、またポールがその解散を主導していることに対するジョンの気持ちを表わしていると。(ジョンがきっかけを作ったらしいが、本気だったか?結局実際の解散に向けてはポールが進めたとのこと。)

でも僕はなんとなく違うような気がする。"free"が何から自由になるのか、何から開放されるのかが問題だ。解散前であることを前提に考えると確かにビートルズから自由になり一人になると考えてしまう。(実際にそうなったし。)
でもジョンは『Come Together』って言っている。
そのことから、ジョンはその時ポールが縛られていたもの、解散に向かわせていたものから自由になれって言っているんじゃないかと・・・。しがらみを捨てて僕らの音楽をやろうよって。でもってまた一緒にやろうよって。一緒にビートルズになろうよって。(ビートルズではない違う形かもしれないけど。)俺は今でも皆のことをよく分かってるんだ(ジョンらしく皮肉っぽくだけど)、また一緒によろうよってメンバー全員に語りかけているんじゃないかと。結局ビートルズは解散しちゃったけど。

『また集まろうよ、今すぐ、僕のところに。』

サッカー日本代表も予選が終われば一旦解散しちゃう。予選に出ていたメンバーがワールドカップの代表として召集される保障はない。でも各代表は知っているはずさ。
一旦はバラバラになって、敵になって戦うけど、でもその戦いが次に代表として岡田監督のもとに集まるためのステップになるんだってことを。
バラバラになったビートルズだって全員が生きていれば、まずはいがみ合うけど、こなれたいいおじさんになれば、また集まって、何か新しいものを見せてくれたかもしれない。

2009/06/06

50.23. Paperback Writer (140 P/G 23/213)

『ペーパーバック作家になりたい! 』

前回の15.08. Komm Gib Mir Deine Hand (085 JP/G 22/213) で英語の話をした。
TOEICの点数は若者のおかげでまずまずになったが、これはあくまでTOEIC上の標準の英語を標準のスピードで聞くことと読むことができるだけのこと。だし、試験はマークシートだから完璧に分からなくてもそんな感じかってことで正解することもできる。ある程度テクニックを身に着ければ点数をあげることもできる。(実際に若者に教えてもらったテクニック本は非常に効果的だった。)また、話す書くについては全く問われていない。(Speaking/Writingは別のテストがある。)
自身の実感としても前より英語の文章を読んだ時の疲れが少しは緩和された程度で実力がついたなんて全く思えない。
にもかかわらず昨年TOEICを受けて以来、点数に満足して英語の勉強をしていなかった。

で、前回の投稿をして英語かーーと思い出し、老後の趣味の一つとして英語も入れてみようかとか考えるようになった。かといって英語学校に通うのもいやだし、英字新聞を毎日読むのも億劫だし、何か楽しい目的があればできそうなのにと考えた。

結果、まだ始めたばかりのこのブログを英語化しようと決意。(でも決して固くない。ゆるゆる。できるものはするし、できないものはしない。途中で止めるかもしれない。英訳についてはpowered by 英辞郎でいけそうだし。)
まずは、自己紹介を英語化した。外国の方が見るかもしれない。後はアルバム情報もビートルズの曲名だけだったら英語だし読めるし公開しちゃうか。

で、次はこのブログの英語バージョンを作成した。(ってまだそのままエクスポート/インポートしただけだが。)名前は"BEATLELE FOR SAIL"。帆を上げて西洋(英語圏)に船出するって感じがでるかなと。で、お次は"In The Beginning"の英語バージョン。そもそもが英語の歌から文章を書いてくので引用も簡単にできる。遊んでみました。

『紳士淑女の皆さん、どうか私の本を読んで下さい。
私はペーパーバック作家になりたいのです。』

これまで文章なんて仕事上の提案書や報告書ぐらいだったけど、感じたことを文章にする程度だったら意外にできるもんだと感じている。まー日記だ。あとはどこまで自分に正直になれるかってことかな。取り繕った文章では臨場感がなくおもしろくないだろう。
今後ペーパーバックライターになることはないけど、何とかCyber(インターネット上の)Mock(似非の、模造品としての)Writerとしては存在し続けたい。 

"CyberMock Writer" beatlele

2009/06/05

50.45. Komm Gib Mir Deine Hand (085 JP/G 22/213)

『I want to hold your hand.』君を抱きしめたいんだ。ってよく訳されるけど、素直に手を握りたいの方が純粋な気持ちが出るような気がする。)


タイトルはドイツ語だ。
元歌は『I Want To Hold Your Hand』でそれのドイツ語版だ。単にドイツ語にしただけで別の曲として全体213曲中の1曲にするのはどうかと思うがそうなっているからしかたがない。


ドイツ語といえば、僕は大学時代の第二外国語としてドイツ語を選択した。何故か?理系のほぼ全員がドイツ語を選択したから。フランス語もカッコイイと思ったが発音が難しそうだしまーいっかって感じ。
覚えているのは『Ich liebe dich』『Auf Wiedersehen』『Guten Morgen/Tag/Abend』『Gute Nacht』なんて感じで他は覚えていない。単位はとれたから最低限のことはやったはずなのだが。


語学には才能が必要らしい。脳のつくりから男性よりは女性の方が覚えがいいようだ。確かに会社でも女性の方が英語ができる。高校時代もそうだった。(大学では同じクラスや研究室に女性はいなかったので分からない。)
ただ、大学時代に英語が全然できなかったやつが就職をして無理やり英語圏での駐在をさせられ、3年もして帰ってくるとnativeみたいに流暢ではないにしろ聞く話すは問題なくなっている。
これをみると才能というより慣れの問題が一番大きいように見える。


僕はといえば、英語を勉強するのはきらいではなかった。というより好きに近かった。何故ならビートルズやその他の洋楽の歌詞を理解したり歌ったりするために必要だったから。実際人前で歌うわけではないが、聴いていて全然意味が分からなかったり、鼻歌程度に歌えなかったりするのは寂しい気がしたのだ。
大学受験でも英語は得意。その他化学は得意で物理と数学が苦手。(って理系かよ。)実際の受験ではラッキーなことに苦手な物理が超難しく、数学が超簡単で点数の差がつかなかった。残りは得意科目であったから合格することができたのだ。

会社でも英語は必要だ。会社ではTOEICの点数を英語力の目安に使っている。(点数があっても実際つかえなきゃ意味ないが目安にはなる。)600点で普通の人。(短期海外出張可)730点でとりあえずの実力。(長期出張可)860点あればまー問題ないでしょうてな感じで判断される。
僕が入社した時は得意だと言っていたわりに470点しかとれず普通の人扱いされなかった。対策を何もしていなかったので、900点近い先輩に1時間の対策講座をお願いして再受験。でも570点。やはり普通の人にはなれなかった。
それからとりあえずほっておいたのだが、上司から英語の集中講座を受けないかと誘われた。火木土の午前中2ヶ月間。無料だからこんなチャンスは逃すわけにはいかない。てんで受講。受験。770点に。我ながら感動。この点に満足し、ここから英語不毛時代が十数年続く。(実際に顧客と二人で米国へ出張したり、ロンドン->ニューヨーク->シンガポール->香港ってな出張にも行ったが僕の英語が活躍する場面はほとんどなかった。ってそんな実力もなかったが。)

時は流れて、ある時から所属部門で英語熱が突然高まる。若者が勉強して790点、800点と高得点をマークしたのだ。追い越された。オヤジとしてはなんか悔しい。よっしゃ、人生中弛みの時期だし昔を思い出して勉強してみるかってんで、かの高得点若者に勉強の方法を教えてもらう。いいテクニック本があるとのこと。早速ゲットし、TOEIC公式問題集を買い、通勤時はiPodでビートルズは聴かずTOEIC対策に。日経新聞も読めなくなった。そうすること約半年。受験。830点。若者は越えた。が、心密かに860点の壁を超えることを目標にしていたが・・・。あと二ヶ月継続。895点。やったー。(でもここまできたなら900点超えろよ。)我ながら感動。継続は力だ。ビートルズだってある日突然人気ものになったのではない。素人からライブハウスに出て下積みを経験し、オーデションに落ちて苦い経験があった後に自らの努力の結果呼び込んだ幸運の神様の前髪を首尾よくつかんだのだ。(英語に関しては、この点数に満足し、またもやここから英語不毛時代が今まで続いているが。)

『君を抱きしめたいんだ。』

オヤジだって目標をもってその気になって継続して努力すれば目標に近づき超えられる。継続は力。はじめは結果が出ないかもしれないがそれまでやったことは体の中に潜んでいる。さらに継続することである時から潜んでいたものが表に現れ始め前進し結果を残すことができるのだ。ウクレレだって、ギターだって、いつか弾けるようになるだろう。
その時には、beat-lele(調子外れで音痴)であっても努力に感動した妻が『あなたを抱きしめたい』なんて言ってくるかも。

2009/06/03

04.01. No Reply (129 J/C 21/213)

『電話をかけてみたら君はいないと言われた。』

携帯電話を買った。個人の携帯電話としては第1号だ。
これまでは一部の顧客からの緊急呼び出し用に所属部門が用意した携帯電話を使用していた。(会社支給の携帯電話もあるが顧客と電話会社を合わせる必要があるため別途支給されていた。この携帯電話はある程度私用としても使って良いとのことでこちらを通常使用していた。使うたって本当の緊急呼び出し以外は妻との『帰ります』、『了解』のやりとりだけだが。)
それが契約を打ち切ることになった。不景気で所属部門が無駄な出費を避けるようになったことや一部の顧客のために携帯電話を契約することが会社として問題になったのだ。
そんな折、外に突き出たアンテナ付の携帯電話を使用していた妻が電話を変えたいと言い出した。

で、ちょうどいいタイミングか、ってことで携帯電話を買うことにしたのだ。

妻は電話自体は変えたいけどメールIDは変えたくないと言う。そうなると二人で料金を安くするためには妻と同じ電話会社のものを買うしかない。妻はauを使用していた。ってことで僕も自ずとauに決定。
さて、どれにするか。そう言えばテレビや雑誌で装飾をそぎ落とした電話の宣伝をしていたのを思い出した。iida G9だ。早速見に行く。スッキリして中々良い。僕はこれのシルバーで決定。使い勝手とかいいのか今一分からないがオヤジがもっていてもカッコつけすぎずカッコ悪くないと思った。(実際30代40代の男性に売れているという。)で、妻はといえば、FM付がいいらしい。(今のもFM付で電車の中でもJ-WAVEを聞いているらしい。ただ現状はヘッドホンの接続部分が壊れて聞けない状態だった。)ただFM付の機種は数機種しかなく今一気に入らないようだ。いくつか検討したようだが結局は僕と同じ機種でキーの一部がgreenになっているやつを選んだ。(明るいgreenが自分のテーマカラーらしい。)
ただ、値段が・・・。携帯電話の販売方法が変わって新機種で0円ってのはない。『帰ります』『了解』のためにはもったいないか。でもまー長いこと使うからいいかとあきらめてiida G9 2台お買い上げ。

携帯電話は便利である。直ぐに直接本人と話ができる。
僕が若かりしころは携帯電話なんて一般人が持つようなものではなかった。(でかかったし。)好きな女の子に電話するのも一苦労。電話を架ければ親が出る確率は高い。何て言おうか。何て言われるか。へたすりゃ親にいないって言われるし。どうやってその子を電話に出してもらうか。電話一つで3週間位考えてやっと電話する。仮に既に自分の彼女になっていたって同じようなものだ。彼女の親公認になっているわけでもなければ関門を潜り抜けてやっと話ができるし、長電話はできない。
さらに家に電話がなかった時には公衆電話からってことになる。一回公衆電話でちょっと長く電話してたら後ろのオヤジにボックスをドンドンと叩かれ『お前だけの電話じゃねぇーぞ』って叱られてしまった。

『電話をかけてみたら君はいないと言われた。』
携帯電話の時代だと所謂居留守ってできない。電話に出ないこと、返事がないこと自体意思の表れ。それに別の人が出てその関門を突破する必要もない。メールもできて最低限の言葉は伝えられる。直接的っていうか昔に比べて味わいがないっていうか。(昔は彼女が電話口に出れば次いつ機会があるか分からないからいきなりストレートって感じだったけど、今はいつでもメールとかできるしジャブの応酬をして上手くいきそうだったらストレートって感じで逆にかけ引きがあるのか。)
仮に彼女彼氏がいれば(普通の友達でもそうか)いつも繋がっている感じがして安心できて若者にはいいのかも。(若者だけじゃないか。子供と繋がっている母親とか。)
オヤジにとってはいつも妻や会社と繋がってなきゃならないなんてCHAINSだ。

2009/06/01

09.09. Penny Lane (141 P/B 20/213)

『ペニー・レインの床屋さんが次の客の髭を剃る。そして消防士さんが慌てて入って来る。外はどしゃぶり。』


今日、床屋さんに行ってきた。
妻がSEX AND THE CITYを見始めたからだ。(基本は女の本音をぶちまけるストーリー。男でも見られる部分もあるが、多くは見たくないし、なんとなく不愉快になる部分もある。こういうのを見て感化されて本来の自分を見失ってしまう方々がいないことを祈る。)

僕が行っているのは床屋さん。店の前に赤青白のトリコロールのクルクル回るやつが出ている。理容師がいるから刃物が使える。調髪だけでなく髭も剃ってくれる。

過去には美容室にも行っていたことはあるが、髪型にこだわりもないし、指名もしないし、美容室のカットの値段も僕のこだわりのなさには高すぎると感じていた。
とはいえ15分1000円ってもの機械的だし、洗髪もなさそうだしいやだった。

そんな時、僕が住んでいる街の商店街を歩いていると、シャンプーと髭剃りまでついて2000円という床屋さんを発見。客も入っているようで、大きな問題はなさそうだった。 それがその後通っている床屋さんだ。

でも、通うようになった理由は値段や髭剃りではなかった。

そこの理容師さんは若者が5人位。(経営者は別途いるのかも知れない。)でもその5人の内2人か3人が耳に障碍があるようなのだ。だから客の要望は最初に聞くことがでる人が聞いて手話で伝える。でもそれ以降は問題なし。お客さんが入ってくれば『いらっしゃませ』、一通り終われば『ありがとうございました』と言う。実際にははっきり聞き取れないのだがタイミングがそのタイミングだし、リズムやアクセントやおおまかな母音もそうだからそうだと分かる。 (聞こえないのにここまでできるとは、聞こえているのにbeat-leleな僕は何なんだ。)
そういう人達からは同情すんなとか言われそうだが、その一所懸命な姿に感動する。彼らのような個性の人達だってなんら問題ない。手話ができる若者もえらい。
って感動して通うようになったのだ。

僕は子供の頃の床屋さんをよく覚えている。
母の実家近くにあった床屋さんだったのでそんなに通ってはいないのだが外観をよく覚えている。『バーバー・ヨシダ』。木造でグレイッシュな淡いブルーで木枠の窓はところどころステンド・グラスのようになっていた。僕が子供の時点で既に何十年もそこにあったような感じの床屋さんだった。シャキシャキとはさみの、ジージーとバリカンの音。調髪するわけでもないオヤジさんが集まって話をしていてサロンのようになっていた。

『ペニー・レインの床屋さんが次の客の髭を剃る。そして消防士さんが慌てて入って来る。外はどしゃぶり。』

髭剃りも終わり完了。『ありがとうございました』の言葉。その時、他のお客さんが入ってきて『いらっしゃいませ』。もしかしたら消防士さんかも。(髪は思ったより短くなって本当にバートみたいだ。)

あーーっ。外は本当にどしゃぶり。来た時は曇りだったが、さー帰ろうとしたらこれか。

せっかくセットしてくれた髪を、体全部をびしょぬれにしながら、僕の耳に、僕の目に残る床屋さんを思い出しながら、何となくニヤッとしつつ自宅に向かった。